伊賀焼は伊賀地方(三重県)で採取される粘土を使用して作られています。 そもそも伊賀地方は、およそ700〜300万年前には琵琶湖(古琵琶湖)の底にあったそうで、その時代の湖底の堆積物が現在良質の粘土として採取でき、熱しにくいが冷めにくいという優れた耐火性を、伊賀焼にもたらしているそうです。
天正年代の伊賀の領主・筒井定次は大いにこれを奨励したそうです。 続く領主藤堂氏も藤堂伊賀の優品を世に出し、さらに古田織部・小堀遠州等の茶人の指導も得て、伊賀焼は茶陶としての地位を確立し、現在に至ったとあります。
伊賀焼は、別名七度焼とも云われる様に土を高温で幾度も焼成し、その土の成分が融け出た所に松の灰がかかり土の変化の何とも云えない雅味、素朴さがその形の豪快さとも相まって、今日まで茶人風流人の心をとらえてきました。